なまらDEEPな釣り新聞
NO.76
2007.4/8
4月8日。ここ数週、悪天候続きで来れなかった
岩部海岸
に久々に釣りに出掛けた。
この日、天気予報では時折、雨が混じる予報だったが、『多少の雨なら…』ということで我慢の釣りを覚悟での出撃だ。今回のポイントは矢越岬近くの磯。午前4時半頃、船に乗りポイントへ向かい、五時前に釣り場に到着した。
・釣り場の様子。このポイントには4人で入釣。
潮が早い場合、『お祭り』が多発するので、十分に間隔をとり釣りを開始。
釣りを開始して1時間程経った後、遠投していた竿の竿先が静かに沈む。いつもの事だが、水深があるせいかアタリの出方が妙だ。
しばらく待つと、かすかに竿先が動いた後に大きく糸ふけ。カレイを確信し、アワセを入れて一気に巻き上げる。特に抵抗する感じもなかったが、結構重い。テーパーラインがリールに収まり始めた頃に、魚が見えた。
マコガレイ! しかも、ダブル!!
幸先がいいスタート。大漁の予感!!
この時間帯は、めまぐるしく潮流が変化し、右へ左へとひっきりなし錘が流される。その変わり目に、魚がコンスタントに揚がって来る。潮流の変化は、良くも悪くも釣果に大きな影響を及ぼすのは間違いないようだ。
午前9時。ここまで、
38cmを頭に8枚のマコガレイ
が揚がり『今日は、最高!!』と大満足の釣果だったが、そうとくれば人間、欲が出るもの。
『あとは、ババが一枚揚がれば…』と密かに考えていた。欲張りすぎかな?
午前9時半。早い潮流で大きく仕掛けが流され、『そろそろ、投げ直そうかな?』と、遠投していた竿を手に取り、リールを巻くと、やけに重い。
巻いている最中、一度だけビンッビンッと、いかにも丸物のような反応。『ホッケかアブラコでも掛かったかな?』とも思ったが、その後は反応もなく、ただ重みが序々に増していくだけ。気が付くと残り30mほどまでリールを巻いているのに、まだ道糸が足元にまっすぐ伸び、磯にラインが擦っている感覚が手元に伝わる。
『お願い!! 揚がってきて!!』
テーパーラインがかなり太い部分までリールに入ってきた頃、魚体が見えた。
ババガレイだ!!!!
42.5cm。ホントに揚がって良かった〜〜!。ありがとう!!!
午前10時過ぎ。他の釣り場で釣っていた人から『風が強いので、そろそろ駄目かも…』と連絡が入り、納竿。
マコガレイもさることながら、最後に来たババは感涙物でした。久々に熱いものが胸の奥から涌き出る感じがしました。
・この日のみんなの釣果。上段の二人は、違う磯に入釣。