なまらDEEPな釣り新聞
NO.72
2007.3/4
3月4日。
『釣れるかどうかわからないけど…』という、実験的プロジェクトという事で、
早春の『岩部海岸』に行ってきた。例年、4月頃から始まるらしい岩部海岸の釣りだが、暖冬で磯にも積雪がなく、『それならば…』という、
かなり
賭け
に近い釣行だった。
釣り場に到着したのは、午前6時過ぎ。今回の釣りは7人で出掛けたが、私と同じ磯には、飲み仲間でもある『シローさん』と,
人間根掛かりバスターこと『今野さん』と私の3人で同じポイントに入った。
釣り場に着いてから、3人でジャンケンで磯でのポイントを決め、各自釣竿をセットした。
私は、このポイントは初めて訪れた場所だったので、この釣り場に
人並みならぬこだわりがある、このポイントを知り尽くした、『シローさん』
に、アドバイスを受けて、遠・近投と投げ分けてアタリを待った。
話によると、この場所は普段、潮の流れが常時速いポイントで、遠投すると大きく仕掛けが流され、釣りにならないらしい。この日は、潮の流れも言われたほど早くなく、快適な釣りになった。
(左)・釣り場の様子。心配していたほど波はなかった。
(中)・ここ数年、このポイントにこだわりをもって通いつづける『シローさん』。
『住民票』をここに移すか考えているらしい!?
(右)・カレイ釣りから、荒根際の根魚までオールマイティーな投げ釣り師の『今野さん』。
釣り場で、テーパーラインを巻く姿は、『さすが!!』の一言!!
今回は、3本体制で釣りをスタート。テーパーライン付き細糸と太糸直結の2種類のラインで遠・近を投げ分け。メインで2本針仕掛けを使用し、遠投は一本針仕掛け。
1時間程経った頃、中投げしていた竿に
リズミカルなアタリ。
糸ふけもなかったので、丸物と思われた。アワセを入れて、一気に巻き上げる。リーリングの最中は、丸物特有の暴れもなく海面になかなか魚体が現れない。
もしや……
・臨場感溢れる巻き上げシーン(シローさんがとっさに撮影)と、揚がってきた
ババ!
揚がってきたのは、39cmのババガレイ。今年の初物だ!
春のまだ早いこの時期に、
まさか揚げられるなんて…。
ラッキー!!
その後、36cmのクロガシラと、30cmのマコガレイを追加し、午前10時半頃に納竿。
同じ磯にあがったメンバーも浅羽ガレイや、マコガレイの35cmOVERを数枚揚げて、
幸先いい、岩部スタートとなった。