なまらDEEPな釣り新聞

NO.52

函館⇒室蘭⇒江差と激走。西へ東へ鰈を求め、駆け巡る…。

2006.5/30



 5月30日。噂の『座布団ガレイ』を狙いに、室蘭港に釣行した。

この時期は、室蘭港は、40cm〜50cmOVERのクロガシラを求め、道央圏をはじめ、全道各地から投げ釣りファンが訪れる。

昨年から、函館に移住した事もあり、行こうかどうか迷ったが、思い切って来てみた。この日、道南全体に強い南風が吹いたのも動機になった。(道南では、南風が吹くと釣りにならない所が多いです。)

 函館を午前2時頃に出発。夜明け前の暗いうちには到着するだろうと甘く考えていたが、到着したのは午前五時頃。長万部に到着して、道案内版の『室蘭88km』の文字を見たとき、「え〜〜!!まだそんなに走んなきゃなんないの!!」と、ちょっとへこむ。 長万部〜室蘭=30分位? と、安易に考えていた。  甘〜〜〜〜い!!

 なんだかんだで、午前5時頃に到着。今回釣り場選んだのは、崎守埠頭の通称【への字】。一応、南防波堤や西3号埠頭近辺も見に行って来たが、ちまちま迷っても時間ばかり過ぎるので、ここに決めた。
 崎守に来てみると、想像していたほど混雑はない。っていうか、釣り人らしき人は、私を含め二人しかいない。いつもなら、平日だとしても、もっと釣り人はいる印象だが、閑散としていた。

何でだろう? 時期を間違えたか?  


 早速、4本体制で釣りを開始。座布団ガレイ狙いは忍耐の釣り。アタリさえ皆無だが、次々揚がってくるヒトデを黙って処理する。
朝7時頃、ようやくはじめてのアタリ。揚げてみると<スモール&スリムなコマイ>。やはり、黙ってできる限りスマートに海に返す。  さらに、2時間経過した午前9時。チョットだけひどくなってきた霧雨を言い訳にして納竿。
 やはり、座布団ガレイは、そんなに甘くない。   一度だけポッと来て釣れるなら、誰も苦労しない。




 帰り道。5号線を走っていたら、落部で「江差」の道案内の看板を発見。
時間は正午過ぎ。【夕まづめ】という文字が頭をかすめ、右折。  江差のカモメ島・灯台下に、入釣した。



・釣り場から見た風景と今回の釣果。このポイントは磯の右側は、根がかり多い。
左側にも投げたかったが、南方向からやってくる波が結構高く、磯を洗う状況の為に断念。
何度か投げて、根がかりしないポイントを見つけて、そこを集中的に狙った。クロガシラは、30cmぐらい。



 カレイを求めての釣行だったが、この日の総移動距離は450km。
一匹揚がって良かったが……。  さすがに、疲れた……。