なまらDEEPな釣り新聞
NO.212
2012.5/23
5月23日。
日高地方
に来ていた。夏コマイにはまだ早いが、せっかくやって来たので、一か八か狙ってみる事にした。夜、
様似町・旭漁港
で竿を出すも、アタリが遠い。夜10時ごろから釣りを開始したが、2時間ほどやってみて雰囲気が感じられず0時過ぎに納竿。
浦河
に移り、港内で竿を出してみたがココもアタリは皆無。
『んん〜〜っ。 厳しい!!』
明け方前、
北防波堤
に移動。釣り人は一人も居ない。
かなり絶望的な状況だが、何か起きるか…。
今回は、様子見で3本体制でスタート。午前3時半頃、早速餌を投げ入れた。
・このまま、何も起きずに終わってしまうのか…。
ここでもやはり、アタリが遠い。気温が思ったより低く、寒い。釣果のほうもお寒いまま……。
日が昇り出し、日光が差し込んだ頃に初めてのアタリ。何かモゾモゾとしたアタリ。
『何だ?? コレ…。』
重みはかなりあるが、特に暴れるわけでもなく、よく分からない感じ。魚が見えた。どうやら、丸物のようだが……。
強引に抜き上げ。現れたのは
ギスカジカのダブル。
『こりゃ、厳しい釣りになりそうな予感…。』
もうココまできたら後戻りは出来ない。とりあえず場所の移動は考えずに、投げる距離を色々変えて探る。ギスカジカの猛攻も考えられたが、心配は外れ、その後は再び静かな時間が続く。
午前5時頃。静かに竿先が一度軽くお辞儀。アワセを入れて巻き上げてみる。かなりの重み。先程のカジカと似ているっちゃ、似ている感じ。またかと、諦め半分でリールを巻いていく。
魚が見えたが、カジカではない。何か長いもの。一瞬サメかと思ったが…。
半信半疑で抜き上げ。
『んんっ!! コマイじゃない!! しかもデカイぞ、コイツ!!』
・こんな型の奴、この時期に居るんですね…。 正直、びっくり!!
その後、40cmぐらいのカジカ一本。大遠投でマガレイ一枚ゲット。風が切ない感じになってきたので、少し早いが午前8時に竿を畳んだ。
・この日の釣果。 見捨てられなかったようです。
夏コマイは例年、6月以降に最盛期を迎える。数も上がるし、何より食べても美味い。今回は数釣りとはいかなかったが、久々にコマイの姿は見ることが出来た。
振り返れば、8年振りかなぁ…。こちらで投げ釣りするのは。 懐かしいなぁ……。