なまらDEEPな釣り新聞
NO.204
2011.11/11・12
11月11日。ハイ・シーズンを迎えた下海岸。ここは勝負どころと
椴法華
に行ってきた。現地に到着したのは午前6時前。
最近、揚がっている話が聞かれないせいか釣り人は皆無。ならばと久々に先端部に入釣。しかしこの日は北寄りの風が強く、かなり厳しいコンディション。予報では風は収まる予報だったのでそれを信じて釣りを開始した。
仕掛けを投げ入れてみる。小魚の反応はあるもののババらしきアタリは無し。時間だけが過ぎて行く。向かい風に耐えながら、
6時間粘るもノー・フィッシュ。
風向きが変わる様子もなく堪えかねて、港内側に移動。移動するもアタリが遠い。午後3時頃。今までと違ったアタリがあり、揚げてみる。ババっぽくはないのだが‥‥。
揚がってきたのは、
『トウベツカジカ』。
暗くなるまでやってみるも、その後トウベツカジカがもう一匹掛かったのみ。午後5時半。疲れもいよいよピークに達し、無念の納竿。ババガレイには出会えず!!
まぁ、そう簡単じゃないのがババガレイ釣り。次こそはと自分に言い聞かせ、釣り場をあとにした。
・厳しい結果に肩を落とす‥。 次こそ‥、次こそは‥‥。
一度家に帰り、風呂に入り睡眠をとる。夜更けにパッと目が覚めた。
『もういっちょ、行ってみっか!!』
と、餌をチャージし再び
椴法華
に向かう。到着したのは午前5時頃。この日は土曜日で、さすがに釣り人の数も多い。知っている顔の方も居る。なんとか港内側の釣り場を確保し釣りをスタート。釣り人の数も多かったので自分には掛からずとも
『竿数からして、一枚は姿が見られるのでは‥。』
と思って、周囲の状況を注視しながらの釣り。
しかし、しかし‥。 ババは、現れない!!
時間が経過していくにつれ、一人、また一人と帰っていく釣り人を横目に
『まだチャンスはある!!』
と、自分を励まし釣りを続行。餌を替えるのに時々リールを巻いてみるも、魚が付いているような反応は感じられない。時折、
『ツブ』
が付いて来るのがやっと‥‥。
午後4時。いよいよ気持ちが折れ納竿。ババガレイは居ないのか‥。 ただ喰ってこないだけか‥。 さすがにこういう状況が2日続くと気持も滅入る。
モチベーションも下がりっぱなしだが、
『ここで諦めたら駄目だ。こんなのザラにある事だろう!!』
と、自分を慰め、釣り場をあとにした。
『簡単に釣れたんじゃ、つまんねぇべや!!』
ババガレイ狙いをはじめた時に、アドバイスしてくれた人の言葉を思い出した‥‥。
・そう簡単にはいかないのが、この釣り‥‥。