なまらDEEPな釣り新聞
NO.185
2010.11/20・21・22
11月20日。なかなか、好条件で竿を振れない悶々とした日々が続いていたが、この日、いつもの
椴法華
に行ってきた。釣り場に着くと11月とは思えない気温。風も南寄りの風。
現地に着いたのは、午前5時半過ぎ。釣り人は結構居るのだが、先端部はポッカリ空いている。少しやりづらくなった先端部だが、やってみる事にした。
さぁ、どうなるか……
・時々、雨も降るあいにくのコンディション。 でも、粘る!!!
朝の早い時間は、子アブ・ラッシュにあう。25cm程の真っ赤なアブラコが次々と揚がって来る。まぁ、何も無いよりはイイかと、黙々と仕掛けを打ち返す。陽が揚がってからは、アタリは皆無になり静かな時間が続いた。
周りを見てみても、外海側に投げている人がホッケを数本釣っている以外は、めぼしい釣果も無いようだ。そうこうしているうち、正午も過ぎて、陽もだいぶ低くなり、気温も下がりだしてきた。
『そろそろ、納竿しようかな…』
と考え出してきた午後4時過ぎ。
一本の竿に今日初めて見る、怪しい感じの小さいアタリが!!
7〜8分待ち、軽く糸ふけを取ってみると、1cm竿先が動くか動かないかの軽い反応。
よし、行くか! 思い切って!!
アワセを入れて、巻いてみた。
『あれ?? 軽い……』
巻いてみても、ずっしりと重い感じは無く、小さいヒトデが付いているような若干の重みを感じる程度の巻き感。
『あぁ〜〜。 スカったか?? 今日も、これで駄目か……』
そろそろ仕掛けも見えるかと思われるくらいまで巻いた時に、突如、ドスンとした重み。海面付近にある海藻でも引っ掛けたのかと、休まずに巻くと、薄暗い海面にチラリと白いシルエットが見えた。
もしかして……。 奴か??
海面に完全に浮いたところで、正体が分かった。
ババガレイだ!!
タモは使えないライン。崩れたテトラに時々ハマりながら、なんとか一気に抜き上げ。
よっしゃ〜〜!! 来たぁ〜〜!!!
・ホント久々に姿を現したババガレイ。 やっぱアツいな〜〜。 コイツは!!!
釣り開始からすでに、10時間超。 一日打ってのワン・チャンス。最後の最後に、ドラマは待っていた!!
この日は帰宅せず、もう一日やる事を決意。とりあえず、疲れたので仮眠をとる。夜中に起きて、暇だったのでエギングをやってみると、豆イカが数杯だけ釣れた。
浮き釣りをやっていた人にも話を聞いてみたが、マイカ & ヤリイカは揚がっていないとの事だった。
次の日は、通称
『ヘリ』
で勝負。昼まで粘ってみたが、ホッケ1本で終了。
なんか違うんだよなぁ。狙いは平たい魚なんだが……。
・揚がったホッケ。 次は、平たいので頼みます!!
更に翌日。夕方から、爆睡して起きてみると深夜3時過ぎ。天気予報を見てみると、午前中はなんとか天気が持ちそうな感じ。
『行ってみっか!!』
と、
再び椴法華
へ。現地に到着すると、意外と南寄りの風が強い。とりあえず港内側で竿を出し、様子を見て先端部に行こうと思い、まだ薄暗い午前5時から、釣りを始めてみた。
ガヤやら、ドンコやらの小魚が釣れるなかで、珍しい魚が掛かってきた。以前から、釣れるような話は聞いていたが…。
ハモ!!
・だんだん、平たい魚から遠のいて行くような……。
午前11過ぎに、風も更に強くなり、いよいよ
メンタル面
で限界を感じ納竿。
苦闘の三日だったが、どうにか一枚釣れて良かったか……。 それにしても今年は釣果が厳しい椴法華。
確証は無く、漠然とだがこのままシーズンオフしていくとは思えない感じがする。 水温・気温が下がっていく12月に良化を期待したい。