なまらDEEPな釣り新聞
NO.160
2009.11/15 & 16
11月15日。大荒れの天気だったこの日。風も夜になると収まりそうな予報だったので、夜釣りでもやろうと、下海岸方面に車を走らせた。道路沿いから見える海の状況や、風の具合を、時々車を停車させて確認してみる。まだ西寄りの風が強い感じ。
道路上に、何かの看板やら、漁師さんの木箱が飛散していて、走りづらい中、さらに東へ。
西風には強い、女那川方面も見てみたが、竿を出すにはちょっと厳しそうだ。
更に車を進め、古武井まで来てみたが、今度は海面が泡立っているような状況で、
いかにも底荒れ感満点な感じ…。
さらに奥の
岬漁港
まで来てみた。港内を見てみると、風こそあったがどうにか釣りになりそうな感じだったので、午後10時過ぎから、釣りを開始した。
釣りを開始。しばらくは切ない風が吹いていたが、序々に風も収まってきた。ある程度、覚悟はしていたが、やはり底荒れが酷く、切れた海藻なんかが、時々針にかかってくる。
1時間ほど経った午後11時過ぎに、初めてのアタリ。
シャープなアタリではなく、グングンと差し込むようなアタリ。
『これは、本命だろう!!』
と、アワセを入れて巻いてみる。
ほどなくして魚が浮いてきた。
本命のカジカだ!!
チラッと見た感じ、40cmはありそうな魚体。
『なんか、幸先イイぞ!!』
と、イカゴロを再装着し、投げ直す。
この日はなぜか外道のドンコが殆ど掛からず。理由はよく分からないが……。
さらに1時間ほど経った頃に再びアタリがあり、巻いていくと先程と同型のカジカが再び揚がってきた。粘ればそのうち、超大型も現れるんじゃないかと期待したが、その後揚がってきたのは、
30cm〜35cmほどのものが2、3匹。
午前2時過ぎにアタリがパッと止まってしまったので、納竿。
椴法華
に行ってみる事にした。椴法華に到着してみると、風がかなり強く厳しい感じがしたが、餌もまだ少しあったので、車から竿の様子が確認できる港内で、数回投げてみる事にした。
時折、
『ガヤ』や『ドンコ』
が揚がってきたが、ここでは本命は出ず、めぼしい釣果も無いまま午前5時過ぎに納竿。
このまま帰ろうとも考えたが、風も幾分収まりつつあったので、装備を替えて、先端部に向かうことにした。
先端部に着くと、やはり向かい風がかなりあったが、しばらく我慢すれば状況は良くなると読み、竿をセット。薄明るくなってきた午前6時頃に釣りを開始した。
海は、やはりウネリが残り、仕掛けが流される厳しい状況。風は予想通り収まってきたのだが…。
海面にはあまり、ちぎれ藻などは無かったが、探った感じでは、なんとなく底荒れしているような感じがした。開始して直ぐに、25cmほどの子アブが来たが、その後は何も起きず。午前10時頃に風も再び強まり、
『にわか雨』
も降りだしてきた。
『ここまでか……。』
と区切りをつけ、ちょっと早いが納竿。
夜釣りメインと始まったこの日の釣り。できれば、一枚釣りたかったが、状況が悪いなりにどうにか形にはなったと、帰路に就いた。