なまらDEEPな釣り新聞
NO.126
2008.9/21〜22
9月21日。朝から釣り出掛けようと、函館を出発。色々回ったが、日曜日という事もあり、どの釣り場も混雑していた。
椴法華
に行ってみると、先端部は釣り人がいたが、
船道側のポイント
に空いている場所があったので、そこに入釣した。
午前6時半頃に釣りを開始。アタリのない時間が続くが、
仕掛けを入れる位置を少しずつ変えたり、怪しいと思われるポイントに集中攻撃をしたり
と色々やってみる。回りの様子も見てみたが、魚が釣れている感じもなく、淡々と時間だけが過ぎていく。
結局午後2時頃まで、やってみたが、一度もアタリを見ることなく終了。
こんな事はよくある事と分かってはいるが、それでも気持が
ドォ〜〜ン
と重い。
『まぁ、しゃ〜〜ない』
と、疲労感に包まれ、帰路に就いた。
帰宅し、疲れ果てて熟睡。深夜に目が覚めた。スイッチが唐突に入り
『よし、リベンジだ!! このままでは終われん!!』
と、連続釣行を決意。午前4時に函館を出発。一路
『椴法華』
に向かった。
到着したのは、午前5時過ぎ。この日は先端部で空いているポイントがあったので、そこに入釣する事にした。
・久々に先端部で竿を出す。今日は釣れるのだろうか…。それは、誰にもわからない…。
横に居る人は、月曜日によく椴法華で会う人で、この日は夜から竿を出していたらしい。聞くと
『夜は、ドンコしか来なかった。』
と言っていた。その顔からは疲労感が溢れていたが、
『ここからが、本番。お互い頑張りましょう!!』
と、釣りを開始した。
釣りを開始して1時間ほど経った後、横の人の竿が
『カタッ』
と、音が鳴った。
その竿を見ていたわけではなかったので、
『今のもしかしてアタリですかね?』
と、顔を見合す。
怪しさ満点!!
その竿を巻き上げている様子を見ていると……。
怪しさMAX!!
タモ入れをする為に、海面を凝視。見えた、
ババガレイだ。
二人でタイミングを合わせ、無事ネットイン。40cmのババガレイだ。
今度は自分の番と釣りに集中。しかしアタリがあるのは横の人ばかり。タカノハ、アブラコと釣果を重ね、午前8時半過ぎには、この日2枚目のババガレイが…。その間、自分の竿には何も無し。
んん〜〜っ、厳しい〜〜!!
『俺、今日はツイていた。頑張ってね…』
と、その人は帰って行ったが、
『俺の勝負は、これから!!』
と気分を入れ替え頑張ってみる。
その人がやっていたポイントには別の人が入った。この人も月曜日によく会う人。
『しばらく振りです。』
と。軽く挨拶すると、
『今日は調子悪いみたいだね。』
と、一言。
『色々ヤッテはいるんですが、釣れないですねぇ。』
と答えた。
『まだまだ、これからです』
と加えて…
時計の針は正午を超え、餌でも替えようとリールを巻いていると、潮が速いせいか、根掛かりが頻発。
『あぁ〜、切れた。』『なんとか、抜けたぁ〜。』
とか言って仕掛けを回収していると、その
『なんとか、抜けたぁ〜。』
のその竿の、巻き具合が
なんだか重い。
竿先が無反応なので、ヒトデか海藻でも引っ掛かってるのだろうと思っていたが、
それにしても…。
何かが浮いた。
白い物。
ババガレイじゃ、あぁぁ〜りませんか!!!
魚を抜き上げるには難しいラインだったので、魚に潜られないように、巻きを調整。
テトラ上に持ち上げ、また海に落としを繰り返し、何とか近くまで寄せて、
ネットイン!!
やっと、来たぁ〜〜ぜぇ〜〜
・計測すると、43cm。白と黒のコントラストがハッキリした『ゴマふりババガレイ』
この二日間。頑張った成果が今ここに結実!!
ちょっと恥ずかしい話だが、アタリには全く気付かず…。
その後、午後3時頃までやってみるものの、あとが続かず、餌切れで終了。
『諦めちゃ、駄目だ!!』
と、自分を励まし頑張った二日間。
この一枚に賭ける想い…。苦労したからこそ、喜びも大きい!!