なまらＤＥＥＰな釣り新聞
ＮＯ.１２３
２００８.８/１５〜１６
お盆休みを利用し、久々に実家のほうに帰省。今回は
『鮭釣りをやる！！』
という事で、帰省前から函館で情報を集め、事前にタックル類などを準備してやってきた。
さぁ、どうなるかな？？
（左）広尾と襟裳を結ぶ【黄金道路】。なんとなく、南茅部あたりの道と雰囲気が似ているような…。
(中・右）久々にやってきた、襟裳岬。この日は、風も弱め。こんな事はここでは珍しい。いつもは立ってられないような風が吹いている。
８月１５日。
襟裳町の『歌別漁港』
を訪れた。お盆のこの時期でも鮭が狙えるポイントとして、結構有名な港だ。
到着したのは、
午前８時頃。
この休み中、車での大移動を繰り返したせいか疲れがドッと出て、気持ちの緩みからか、
寝坊
してしまった。近くにいた人に様子を聞いてみると、朝の早い時間に結構な数の鮭が揚がっていたような話をしていた。
早速準備し、釣りを開始。はじめてみたものの、陽もすっかり昇ってしまったこの時間。アタリなく時間は過ぎていく。ルアーを変えたり、巻くスピードを変えたり距離を変えたりと色々やってみるも、全く反応無し。自分がやっている周りではヒットがないが、漁港最奥の船揚場近辺では、時々歓声が上がり、鮭が揚がっているようだった。
跳ねも見られるので、魚は居るとは思うのだが…
結局、夕方４時まで続けたが、諦めて納竿。
『明日は、早朝に来てみよう……。 やっぱりなぁ。朝だよなぁ〜〜。』
と、
ショボン…
と言い訳し、釣り場を後にした。
翌日は午前３時に起床。早速、襟裳に向かう。歌別に到着したのは、午前４時頃。
見てみるとビックリ！！ ものすごい釣り人の数！！！
前日、好調に思われたポイントには当然、入れるはずもなく空いている漁港先端部の空いているポイントでやることにした。
この日は、昆布漁もあるらしく、たくさんの船が出港準備を終え、待機していた。その頃には、入ろうと思っていたポイントでは、数匹揚がっている様子。んん〜〜っ。やっぱなぁ〜〜！！
昆布漁の船が、一斉に港を出て行く時間になり、一旦竿をあげる。船が出入りすると釣りは厳しそうなので、漁から帰ってくるまでが勝負と思い、集中してアタリを待つ。
・カメラを車に忘れたので、車を置いてあるほうから撮った釣り場の様子。人がいっぱいだぁ〜〜。
港に帰ってくる船は、ブラインドになっている角度から突然現れるので、船外機の音が聞こえたら、危険！！
午前５時半前に、超スローに巻いていたときにコツコツと数度アタリがあった。数秒後、グンっと強い手応えがあり、アワセを入れてみると、水中に沈んだウキが激しく動き回っているのが見えた。
来たか〜〜?！ 本命！！！
ドラグの設定が弱かった為か、スプールがどんどん滑るので、ドラグを締めなおし、
モリモリ
と巻いていく。
海面に魚が浮いた。鮭だぁ〜〜！！！
海面で、バタバタと暴れまわる鮭。横に居た人が、
『タモ入れしますか？？』
と、言ってくれたが、
『何とか、自分でやってみます！！』
と丁寧に断りを入れる。
魚をたぐり寄せた所で、右手にタモを持ちタイミングを計る。
一瞬、魚がおとなしくなったので、タイミングよく左手のロッドと右手のタモを操作し、
ネット・イン。やっと来た〜〜！！
・サイズは７０ｃｍチョットないぐらいの雄の鮭。なかなかのギンピカ魚体。
その後、昆布の船が帰ってきたり、出て行ったりと頻繁に目の前を通り、釣りになりそうになかったので、チョット早い午前６時頃に納竿。
とりあえず一本揚げられたので良しとし、家路についた。
いやぁ〜〜。ホントよかったなぁ〜〜！！
簡単に朝飯を食べた後に、今度はカレイ狙いで様似町の、
『会館裏』
というポイントで、投げ釣りをやってみることにした。
・下の砂浜ではブッコミで鮭を狙う人で賑わっていた。遠くに見えるのはエンルム岬。
午前１０時前に釣りを開始。とりあえず遠投を２本と中投げ１本で釣りを開始。やはりこの時間だと頻繁にアタリが出るような釣りにはなるはずもなく、我慢の時間が続く。
１時間ほど経った後に、近くで釣りをしていた人がリールを巻いていたので、じっとその様子を見ていると、なにやら平たい魚体が付いている。近くに行って確認はしなかったが、おそらくタカノハだろうと思う。
やはり、魚は居るんだぁ…。よし！！
エサを替えて投げ直し、しばらくすると、４色ほど投げた竿にアタリ。巻いてみると、
本命のタカノハ
が付いていた。
ただ、考えていた以上に
型が小さい。３０ｃｍはないと思われるサイズ。
当たりも遠く、型の小ささから見て、ヤメ時と考えて、正午前に納竿。
あと一ヶ月もすれば、もう少し、いい釣りになると思われるのだが…。
そんなに簡単に来られる距離じゃないんだよなぁ〜〜。
・揚がって来たタカノハ。リリースサイズだよなぁ〜〜。
