なまらDEEPな釣り新聞
NO.121
2008.6/29
6月29日。
マアナゴ(ハモ)狙い
で、今年2回目の
室蘭港
を訪れた。函館を出発したのは、午後6時半頃。今回はロング・ラン釣行になりそうだったので、道中で食糧・飲み物を多めに買い込み、一路、室蘭へ…。
やっぱ、遠いなぁ…。
到着したのは、午後10時頃。到着すると室蘭にしてはめずらしく風もなく、穏やかな天候。今回、
崎守埠頭の通称『への字』
か、
『南防波堤』
に入釣するつもりだったので、まずは、崎守埠頭へ。
土曜の夜という事もあり、かなりの釣り人の数。ざっと見て回って、
「さて、どうしよう…??」
と思っていた頃に崎守埠頭のどちらかといえば白鳥大橋寄りのポイントで釣りをしていた人に話を聞く事が出来たので、聞いてみると、『ハモ、来たよ!!』と貴重な情報。
その人は、もう止めるという事だったので、ならばと、その場所でとりあえず竿を出してみる事にした。
・今回のポイント。なんだか、『宮崎駿監督』のアニメに出てきそうな、工場をバックに釣りを開始。写真は、薄明るくなった頃に撮影。
以前、苫小牧でハモ釣りにチャレンジした事があるが、
全く釣れず苦手なイメージしかないハモ釣り。
今回、餌はサンマとイソメを用意。仕掛けは回転する魚に対応する為、回転パーツを多用した一本針。
ここに入っていたあの人に、魚がヒットした距離までは聞いていなかったので、とりあえず
遠・中・近
と投げ分け、アタリを待つ。
アタリがないので、仕掛けを2本針に変えたり、投げる方向を少しずつ変えてみたり…。待つこと2時間。ようやく、
『それらしいアタリ』。
アタリは、ちゃんと見ていないと分からないほど小さかったが、しばらく様子を見た後アワセを入れて巻いてみる。
巻いてみると、一瞬重くなったあと、すぐに巻きが軽くなった。
『もしかして、バラした???』
半信半疑のまま巻き続けると、
再びグ〜〜ンと重くなる。
そんな事を数度繰り返しながら、ようやくテーパーラインがリールに収まってきた。
その頃には、巻きは重たいまま。いよいよ魚が見えた。水面を細長い魚体が泳いでいる。
来た!! 本命のハモだ!!
慎重に抜き上げ、取り込み成功。
モタモタしていると、仕掛けがグチャグチャにされそうなほど、回転を繰り返すハモ。
とりあえず1匹来たので、ひと安心。
目標達成!!
その後も遠投を中心に退屈しない程度にアタリが続き、辺りが明るくなる午前3時過ぎまでに、どうにか
5本
釣る事が出来た。
明るくなってからは、大型カレイ狙いにチェンジ。明るくなるととたんにヒトデが連発して掛かり、思うような釣りにならない。
ヒトデを巻いては外し、巻いては外し…。の繰り返し。
そんな事を繰り返し、時間ばかりが過ぎていったが、午前8時頃。餌でも替えようと巻いた竿に
何やら魚の反応。
『もしかして、来たか!?』
と、ドキドキしながら巻いていると揚がってきたのは、43cmほどのアブ。んん〜〜っ、違ったか…。静かにリリースし、今度こそと頑張ってみたが、午前10時前に、
気力・体力尽き、納竿。
すべてが終わり、サイズを測ってみると、ハモは最大70.8cm、その他60〜65cmが2本。50cm級が2本。なぜか釣れた小型の宗八1匹。明るくなってから釣れたアブ1匹という結果。
ハモは、食い込みが浅く、どれも唇にチョコッと掛かるぐらいのフッキングで、毎度『揚がってくれ!!』とドキドキしながら抜き揚げていた。意外と楽しい釣りだという事がわかったので、今後、暇を見つけて、夏の夜長に狙ってみると楽しめそう!!
またひとつ、新しい楽しみが……。
・本命が来て、まずはひと安心。カレイは不発だったが、
『室蘭はそんなに甘くない!!』
ことは重々承知なので…。だけど、チョット残念!!