なまらDEEPな釣り新聞
NO.120
2008.6/21
6月21日。念願かなって初めて
『松前小島』
にやってきた。メンバーは、
『ババ好み』
な、お馴染みの5人。出港は午前5時半頃。
朝霧が濃い中、白い大海原に飛び出す。
道中、丘から来た訪問者をからかうようにイルカの群れが、船の周りををジャンプ!!
船に乗って1時間30分。とうとう、朝霧の中、島が見えた。
『小島と言うが、結構デカイじゃん!!』
というのが第一印象。
午前7時過ぎ。島に上陸し、ひとまず深呼吸。
よっしゃ!! とうとう来た!!
5人という事で、釣りのタックル、クーラー・ボックス、キャンプ用品、食料と、かなりな量の荷物。かさばる荷物をすべて下ろし終えた後、時間がもったいないので、
『とりあえず、投げに行こう!!!!』
という事で、釣り道具だけを持ち、釣り場へ。
初めての釣り場。抑えられない思い!! 期待に胸が膨らむ!!!!!
早速、釣りを開始。事前情報では、
遠投有利
と聞いていたので、テーパー・ライン付きの仕掛けを2本出す。思ったより強い横風の影響で投げても距離は5・6色が限界。てぇ〜〜いっぱいイソメを付けての2本針。これ以上の距離は厳しい。
何か反応があるものと期待するも、静かな時間がだいぶ続く。
午前11時前。静寂を破るように、先端部でロッドを出していた福原氏が
『何となく、それらしいリーリング』
をしているのを、みんなが目撃!!
『これは、来たでしょ!!』
と、メンバー全員集結。タモを構えその時を待った。
・姿を現したババと、笑顔の福原氏。
『やはり出たか!!』
今度は俺の番と、参加者一同、気合いを入れ直し再び釣りに集中。
正午前に、今度は、福原氏の横で竿を出していた今野氏に怪しい感じのアタリが…。
どうだ。出るか!?
『きたぁ〜〜〜〜!!』
・ババGET、おめでとう!!
今野さん。何かやってくれると思ってましたよ!!
更に30分ほど経った頃、
再び、福原氏が不穏な動き…。
ロッドが曲がり、何か来たかと急いで見に行くと、再びあの魚が現れた。
本日2枚目ゲット!!
お願いだから、俺が釣る分も残しておいてくれぇ〜〜〜!!
・この日、絶好調の福原氏。見事ツー・ババ達成!!
昼食は、みんなで
焼肉。
肉と野菜は大量にあるのだが、
『タレ』
が少ないので、大事に使ってくれ
という忠告をされながら
時折吹く強い風に、容器が飛ばされる…。
どんどん薄味のタレになっていくのは、やはり自己責任!!離島はでは甘えは許されない!!
午後からは、釣れなかったメンバーと釣ったメンバーでポジションチェンジ。すると、やっと平たい魚が現れた。
見てみると、
浅羽ガレイ。型は悪くないのだが……。
この魚じゃないんだよな〜〜。んんっ〜〜。まだチャンスはある。餌を替え投げ直す。
その後も、揚がってくるのは、浅羽&ホッケのみ。夢中になってやっているせいか、時間がたつのが早い。気付くと陽も傾き始め夕方の五時半過ぎ。
粘り強く釣りをしていた、田原氏に
『これは、ひょっとしたら!?…』
なシーンを目撃。
『巻いた感じが、かなり怪しい!!』
と、田原氏。
魚が浮いた。ババガレイだ。この時間も怪しい潮回りなのか、再び気持ちを持ち直し投げ直す。
しばらくして、この日、絶好釣の福原氏が、
『ババ来たぞ〜〜!!』
と叫んでいた。
俺が午前中やっていたポイントだ。
悔しい〜〜〜。いたんじゃん。そこにも……。ガックシ!!
・執念の一枚!! チョット日焼けした田原氏と、
個人的にはちょっと
『ドン引き!!』
な3枚目を揚げた福原氏。
俺、何も悪いことしてないんですけど……。何で来てくれないの??俺の仕掛けに…
(大粒な泣)
そんな中、一か八かで投げた、明らかに
『砂地』
のポイントで、マコガレイを追加。身も厚く、普段なら結構うれしい一枚だが…。
まぁ、明日もあるし…。今日は諦めようと、午後7時半過ぎに全員で一斉に納竿。
・夕闇の釣り場の様子。精一杯やったので悔いはないが…。
夕食を済ませ、夜の部。チラッと、やって明日に備えようと釣り場に向かいやってみるものの、1時間ほど経って
『風が強まり、波が出てきたので、帰り支度をしてほしい』
と連絡が……。
テントを張った場所に戻ると結構、風が強い!!
結局そのまま帰路に就く事になった。
明日があると思っていたのに……。
まぁ、今回は初めて来たポイントだったので、
『雰囲気もわかったし、いい勉強になった…』
と午前0時過ぎに島を離れた。多少、心残りな釣行になってしまったが……。
次回訪れた時には、ぜひリベンジしたい。現に目の前でババが揚がっているのを見ているのだから…。
・今回の筆者の釣果。
ババがないのが寂しいが、良くやったほうか??
浅羽の良型は結構、来たが……。
左下の一枚は『マコ』。右下は夜釣りで釣れた『ハチ』。