なまらDEEPな釣り新聞
NO.117
2008.6/5
6月5日。ここ最近は、東寄りの風が吹き続け、この日も
『行くなら、日本海かな?? やっぱり…』
と思っていたが、予報を見ると風が意外に弱そうだったので、思い切って噴火湾に行ってみる事にした。
訪れたのは、今年2回目となる
『長万部漁港』
。
前回訪れたのは、およそ2週間前。前回は
『数』
こそ揚がったものの…。さて、どうなるか??
函館からおよそ120km。
全くと言って自信ののない漠然とした
『胸騒ぎ』
だけを信じて、車を走らせる。
長万部に到着したのは、午前3時過ぎ。外房基部に車を置き、徒歩で先端部に向かう。
すでに先端部には平日にもかかわらず、何人か釣り人が居たので、外海側に振るポイントに構える。ここではよっぽどのチョイ投げ以外は根掛かりの心配がほとんどない為、テーパー・ライン付きの細糸を中心に構える。いつも通りの4本体制で勝負。薄明るくなった午前4時前に釣りを開始した。
・いつも思うが、何処から投げたから釣れたという印象はない。距離は投げたほうが幾分有利に思うが、あんまり重要ではないと思う。
投げた後に、海底の様子を道糸に伝わる感触から察し、ココだと思う所に仕掛けを置こう。
釣りを開始。するとすぐに6色ほど投げた竿にアタリ。巻いてみると、30cm位のタカノハが揚がってきた。針を外してリリースし、次のアタリを待つ。しかし、前回訪れた時と違い、アタリが遠く魚影が薄い印象。
地元の人に聞くと、ここ数日は
ウネリ&薄く濁る海水
のせいで、ここ数日釣果が芳しくないような話をしていた。さらに、この日は潮流が意外に速く、右方向から次々と
『藻』やら、『訳のわからないゴミ』
が流れてくるような状況。
せっかく遠くまで来たのになぁ…。だめかなぁ…。なんとなくネガティブ!!
1時間ほど経った午前5時過ぎに、中投げの竿の道糸が糸ふけし、
『マフ・マフ』
になっているのに気付く。道糸を張り直すも綺麗に並べた道糸の横の角度が、微妙に変化している。思い切ってアワセを入れて巻いてみる。
かなり重みがあり、ラインに掛かるテンションが緩んだり、キツくなったり。
何か付いているのは間違いないようだ。
巻いているのが2本針仕掛けの為、ヒトデ&チビカレイだろうと思い、リールを巻いていたが、テーパー・ラインが入るか入らないかのタイミングで大きく道糸が横方向にカーブしながら魚が浮いた。
結構、デカそう!!
周りにタモを頼めそうな人も居なかったので、巻きながらロッド操作とリーリングのスピード、立ち位置を調整しながら、抜けそうなポイントに魚を導く。
大きく曲がるロッド。
ゆっくりとロッドを立てながら抜き上げ。
どうにかこうにか揚がってきた。
マガレイだ!! 結構デカイぞ!!
久々に、心の中から熱いモノがこみ上げる!!
こういうのを、待っていたんだよ!!
来たぁ〜〜。40.3cmの良型!!!
この日はアタリこそ散発で少ないものの、30cm〜35cm弱のカレイが多かった。マガレイの他にも、
宗八や小型のコマイなんかも釣れた。
この日の潮回りは、
『大潮』
潮差が180cmにも達したこの日の太平洋沿岸。午前8時半頃にあまりに浅くなった海の様子を見て、納竿。
朝のワンチャンスで来た一枚は
ある意味、執念の一枚。
来て良かった〜〜!! 遠くまで!!
・お刺身で頂く予定でしたが、『ワッタリ、子持ち』だった為、煮付けで頂きます!!