なまらDEEPな釣り新聞

NO.106

岩部海岸での釣り。はたして魚は……。

2008.4/13



  4月13日。最近は仕事が休みな日に限って、 風が吹いたり、波が高かったり と思うような釣りができないでいた。
この日も 岩部海岸 に釣りに行く予定だったが、午前2時過ぎに福島町に到着した時点では、 かなり微妙な状況…

数日前から三陸沖で発達した低気圧のせいで、東から来る太平洋からの強いウネリが残る。各種機関から出される予報では波はおさまる方向にあるので、とりあえずOKという事になり、午前4時に釣り場に向かった。

  到着して、早速準備。今回入釣したのは、岩部海岸の中間より、やや矢越寄りの磯。

今回のポイントは、以前にも入った事があるが、根掛かりが結構キツイポイント。仕掛けの消耗も激しい。
前回は思惑が外れ、 痛恨の『丸ボーズ』 を喫した因縁深いポイント。

『今回は、リベンジ!!』と、意気込んでみたが…。



・今回の釣り場。朝方あった波も日が昇るにつれて穏やかに…。
今回は、奥尻シリーズでお馴染みの『克さん』と、同じ磯に入った。


 到着して、竿を4本セット。遠・中・近と投げ分け、とりあえずアタリを待つ。投げてみるとあっという間に仕掛けが流されていく。
潮がキツく思い通りのところに仕掛けが収まらない。 遠投すればするほどその影響は大きく、ストレスが溜まる釣りを強いられる。

悪戦苦闘のさなかの午前7時前。明らかに他の竿と違う動きをしているロッドを発見。中投げの直結ラインの竿。
アワセを入れて揚げてみると、 『マコガレイ』の36cm。 時合いなのか、ホッケや小型のマコもこの時間に続けざまに掛かる。

その後、潮も幾分弛んだ感じだったが、 今度はアタリが遠のき、静かな時間が続く……。

 午前8時半頃。この時点で仕掛けも15組以上を消耗。餌を替える為、仕掛けを巻く度に半数ほどを根掛かりでやられてしまう。
このまま終わってしまうのもなんだかつまらないので、 意を決しこれまでと違うアプローチを試みる。

『ここに投げたらたぶん揚がってこないだろう…』 という場所に、あえて打ち込んでみる。
投げて、糸ふけを取っていると、 【ズンッ】と大きな手応え。巻いてみるとかなり重い。

大物の予感がし、克さんに 『タモをお願いします!!』 と叫び、ひたすらリールを巻く。状況からしてカレイでない事は明らかだったが、アブラコやホッケにしては竿先がグングンするような『暴れ』が感じられない。何だろう…?? 

魚が浮いた。何と 【黒ソイ】 かなり、ファットな奴だ!!

 計ってみると、 44.8cmの良型。 まさか陽が昇りきったこんな時間に来るなんて想像できず!!

カレイ用のタックル・ライン・ハリス・ハリ、フッキングの位置。こう考えても揚がったのもほぼ奇跡に近い感じだったが、すべてがギリギリ・セーフで揚がった一本。ありがとう!!





・マコガレイは36cm頭に2枚、ホッケ数本。

そして、最後の最後に来た 44.8cmの黒ソイ。爆弾みたいな魚体だった!!





この日、岩部初挑戦で見事ババゲットの柿崎さん。

サイズは45cmでした。おめでとうございます!!