なまらDEEPな釣り新聞
NO.101
2008.3/6
2008年も明けて、およそ3か月。釣りを休んでいた時期も、仕掛け作りや、ラインの巻き替え、リールのオーバーホールなど着々と準備を進めていた。
うるう日の2月29日に、知内方面で軽くロッドを振ってみたが、行った時間も悪かったのか、痛恨の
『○ボーズ』
で惨敗…。
『それならば、思い切って日本海!!』
という事で、3月6日。昨年も訪れ
『ホッケ、一本!』
と惨敗だった、
江差町のカモメ島
にリベンジをかねて、訪れた。ポイントはいつも行く通称『カゲ』ではなく、
【クズレ】
と呼ばれているポイント。
早朝4時半過ぎに函館を出発し、6時前に江差に到着。3月とは言っても朝は寒く、気温は氷点下。防寒着に着替え釣り場へ向かう。
カモメ島へアクセスする為のはじめの階段。
これが結構キツイ!!
ロッドケース・リュック・バッカンを持って行くと重量はかなりのもの。階段を登るとまずは一息。クズレへはここからもかなり距離がある。薄暗い中を一人、歩き始めた。
15分ほどして、釣り場に到着。風も弱く波もほとんどない。早速、釣りの準備を開始し、3本ロッドをセット。
クズレでは、60m〜70m位に高根がある為、それを大幅にオーバーするか、その手前に仕掛けを入れる。とりあえず、遠投を2本に、中・近投に1本。中投げ以下では根掛かりも多いので、テーパーラインなしの直結ラインで攻める。
『チョイ投げも、一本入れておけ!』
と、よくベテランの方は言う。
これも『クズレ』のセオリーらしい。
午前7時頃。遠投していた竿に弱いアタリ。水深が深いせいかアタリの出方が、注視していなければわからないほど小さい。挙がってきたのは
30cmほどのホッケ。
型は小さかったが赤みがかったホッケだったので、キープ。とりあえずこれで、『○ボーズ』は回避。魚は居る事は確認できたので、気を取り直し
『次は、カレイ!!』
と、再び投げ直す。
午前8時前に、再び遠投の竿にアタリ&糸ふけ。期待に胸を膨らませロッドを立ててリールを巻く。高根があるので、マッハで高速巻き。途中で躊躇してスピードを緩めるとあっという間に高値に引っ掛かり魚は揚がってこない。
水深もあるのでかなり重い。テーパーラインが見え、いよいよ魚が見えた。カレイだ。見てみると
30cmチョイの浅羽ガレイ。
『カレイ、居るじゃない!!』
と、再び同じポイントに投げ直す。
いい地合いになったのか、コンスタントに魚が掛かりだした。
午前9時半までに、
最大37cmを含め、浅羽ガレイを4枚ゲット。
午前10時過ぎには待望の
マコガレイ
が来た。サイズは35cmぐらいだったが、厚みもなかなかあり、大きさ的にはそれ以上に見えた。この時期としては納得の一枚。
よしよし!!
その後、アタリがぱったりとなくなり、チョイ投げした竿に40cmほどのホッケが来たところで風向きが変わり、風が強まりだしたので、11時過ぎに納竿。
『久々にスカッと投げられたし、何枚かカレイも釣れたし、この時期としてはいい釣りになったかなぁ…』
と思いながら、釣り場を後にした。
これからは浅羽ガレイが釣れなくなり、クロ・マコが代わりに釣れはじめ、その後マガレイがやってくるはず!
たぶん。
気温・水温が温かくなるにつれ、釣果は確実に良化するものと思われる。日によって若干のムラはあるとは思うが…。
春のいい時期になってしまうと土日・平日問わず大変混雑する釣り場なので、『のびのび、釣りしたいなぁ』というなら、冬の終わりかけのこの時期が逆にいいのかもしれない。
風・波など、条件が合えば、また再訪したい。